もし工具の盗難被害に遭ってしまった場合はなるべく早めに最寄りの交番や警察署へ行き、被害届を出してください。
忙しい時に警察に行くのは大変だと思いますが、すぐに被害届を提出することで警察へ盗難が発生した情報が行き渡り、転売防止や犯人逮捕に繋がります。
そして、工具が見つかった場合に手元に戻って来る可能性が増えます。
記載する情報にもよりますが、20分から30分ほどで提出できます。
最寄りの交番か警察署へ免許証と判子を持って行く
なるべく被害に遭った場所の最寄りの交番もしくは警察署に行き、「工具の盗難に遭ったので盗難の被害届を出したい」と伝えてください。
盗難の被害届を出す際には、身分証(運転免許証や健康保険証)と判子※(文房具屋で購入したものでOK シャチハタ以外)を持っていきましょう。
※ 判子がない場合は指印でも手続きできます。
盗難の被害届に記載する情報
被害の状況と盗難された工具について詳しく報告できるほど、事件の解決に繋がります。不明な部分もあると思いますが、なるべく詳細に被害届に記載してください。
被害者についての情報
被害届を提出できるのは、基本的に被害者本人です。会社の所有物だったり、関連会社、レンタル会社の所有物の場合は総務や窓口に相談しましょう。
- 被害者の氏名、住所、連絡先、職業
工具についての情報(分かる範囲で詳しいほど良いです)
- 工具名(電動ドリルなど)
- 購入日
- メーカー
- 型番
- 製造番号
- 色
- 購入店舗名
- 購入金額
- 工具の写真
職人さんドットコムの工具防犯登録に加入している工具であれば、スマートフォンで、これらの被害届に必要な情報を簡単に確認することができます。
盗まれた状況の情報
- 盗まれた時間帯(何日の何時頃から何時頃)
- 盗まれた場所(住所や建物内のどのあたりか)
犯人の心当たりや情報
- 犯人を特徴や心当たり(怪しい人や車、何人で何歳くらい、性別、どんな服装をしていた、何時くらいにどこにいたか、どの方向に行ったかなど)
工具の盗難は建築・建設業界で大きな問題となっていて、盗まれた電動工具は中古市場で高値で売買されていることも伝えてください。
警察から発見や進展の連絡を待つ
被害届を出せたら警察からの連絡を待ちましょう。
盗まれた工具の情報がはっきりわからなかったりと被害状況をはっきりできないと警察も事件として動くことができません。
警察に積極的に動いてもらうためにも被害届に詳しく記載する必要があります。
工具が出てきた場合
盗まれていなかった
もし、盗難ではなく勘違いなどで工具が見つかった場合は被害届を取り下げるため、被害届を提出した交番や警察へ行きましょう。本人の身分証と判子を持っていってください。
盗まれたものが中古として売っていた
もし、中古として盗まれた工具が売っているのを見つけたら、警察に報告しましょう。その際は、それが盗まれた工具だという証明が必要となります。購入履歴や製造番号や名前などが記載されているとその証明となります。「工具防犯登録」に加入していれば製造番号が登録されているため所有者の証明になります。
買取屋やリサイクルショップは買い取りをする際に、売る人の本人確認が必要です。そこから犯人逮捕につながりますし、盗難品と知って取扱している店は古物商の免許の取り消しなどの対象になります。
(多くリサイクルショップは、盗まれた工具ということが証明できれば協力してくれます。)
警察が盗難品を見つけてくれた
大切な工具が無事に手元に戻ってきてよかったです。
被害届を適切に出すことで、犯人の逮捕や他の場所での盗難の抑止に確実につながっています。
工具の盗難防止に工具防犯登録
工具の盗難を防止するために、工具の盗難抑止や盗難品の発見に役立つ「工具防犯登録」に加入することをおすすめします。大切な工具を守るためのサービスです。
全国の工具防犯登録の認定店から工具を購入する際に加入できます。